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2ヶ月は話書かないって言ったの誰だよ(私だよwww)
アルバロからのニューイヤーカードに萌えたので即興で書いちゃった(笑)
なんか、今回のワンド新刊と似たり寄ったりな内容のような……(笑)
別にエロくないんで、ブログにアップしときます!
てか、今実家なんでHP編集できないんだよね(笑)
今年初書きはアルバロ×ルルか(笑)
こんな私の1番はエストのはずなんだけど(笑)
※アルバロからのニューイヤーカードネタ。オトモバでアルバロを登録している方で、まだアルバロからニューイヤーカードが届いてない方はネタバレ含むので注意!
後、短時間で書いたんで、言葉使いとか設定とかいつもより更に適当なんで、笑って許して(笑)
「ごめんねお父さん…」
「いや、仕事なら仕方ないよ」
「う、うん……」
「でも、新年早々お仕事だなんて……、あなたの彼氏さんは大変なお仕事されてるのね……」
「そ…そうね、ふふふ…」
心の底から心配するお母さんを見て、私は笑顔で答えながら良心がズキズキと痛んでいた。
本当なら、この場には私の恋人、アルバロも一緒にいるはずだった。ニューイヤーの最初の日を一緒に過ごそうと、私の実家へと招待していたはずなのに、彼は約束の時間にドラカーゴの発着場には来なかった。
その変わり私の元へと届いたニューイヤーカード。
なんでも、【恋人の親に会うなんて俺の中ではご遠慮したいシチュエーショントップ3】だとかで、約束をブッチしたらしい。
残りの2つが気になるところだけれど、それよりもアルバロを両親に紹介できなかったことが残念で仕方ない。
そして、アルバロが来ないまま滞在期間は過ぎて、今日はもうミルスクレアに帰らなければいけない。
「次来る時は絶対連れて来るわ!」
寂しさを笑顔の裏に隠し、玄関で両親に別れを告げる。
「ああ。次を楽しみに待ってるよ」
「ええ、ルルが選んだ男性ですもの。きっと素敵な人なんでしょうね」
優しい笑みをたたえ、お母さんが頭を撫でてくれた。
「うんっ!それは保障するわ!ちょっぴり意地悪だけど、とびきり格好よくて素敵なのよ?」
「なんか、それだと俺が顔だけの人間みたいじゃない?」
「そんなことないわ!アルバロは…………っ!?」
この場に聞こえるはずのない声が聞こえ、バッと後ろを振り返る。
「やぁ、ルルちゃん。遅れてごめんね?」
「ア…アルバロ!?」
ここにはいないはずのアルバロが私の背後に立っていた。
「君がアルバロ君か」
「すいません、せっかくご招待いただいたのに来る事ができなくて」
「いや、いいんだよ。聞けば仕事で世界中を飛び回ってるそうじゃないか」
お父さんが口にした言葉にアルバロがちらりと私の方を見た。
「……そうですね。結構忙しくて、なかなか彼女との時間が取れず寂しい思いをさせてしまって……申し訳ないです。せめて迎えくらいにはと仕事の合間をぬって駆け付けました。お義父さんやお義母さんにも恋人として挨拶くらいはしておきたかったので……」
よくもまぁ、ベラベラと口からデマカセを言えるものだと感心する。『なかなか礼儀正しくて格好いいじゃない!』と嬉しそうに私に小声で耳打ちするお母さんに苦笑いで返す。
「忙しいのにすまないね、わざわざこんなへんぴな所まで来てもらって」
「いえ、本来なら彼女と一緒に訪問しなければいけなかったんです。非礼をお許しください」
「っ!」
ペこりと頭を下げるアルバロ。その絵面に、私は目玉が飛び出そうなくらい驚いた。
「まぁまぁ、頭を上げてくれアルバロ君。次を楽しみに待っているよ。美味い酒でも用意してね」
「はい、お相手させていただくの楽しみにしています」
アルバロはニッコリと胡散臭い笑顔を浮かべお父さんと握手を交わし、第一印象を満点でクリアし我が家を後にした。
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「……何あれ。【仕事で世界を飛び回ってる】って」
ドラカーゴ発着場に向かう道すがら、ぽつぽつとアルバロと会話を交わす。
「……他にどうやって言い訳すればいいのよ。いいじゃない、大きいくくりでいったら嘘じゃないでしょ?……というか、どうしてアルバロがここにいるの?」
約束を破られた事が自分の中でまだ消化できずに燻っていたため、どうしても拗ねた口調になってしまう。
「………あんなニューイヤーカードもらって気にならないはずがないだろう……」
あんなニューイヤーカード↓
《わかりました。別に期待はしてなかったから大丈夫よ。少し報告したいことがあったけど、別にアルバロに言おうと言うまいと、たいした違いはないので構わないわ。
じゃあ、よいお年を。
※この間、きつく抱きしめあっていた胸の大きな女性は誰なのかしら。》
「……また覗きやがって……」
「え?何?」
ボソリと呟かれた言葉は私には聞こえず、再度聞き返す。
「……気が向いたからかな?」
「何それ……」
「で、カードに書いてあった報告したいことって何なの?」
「もう今伝えても意味ないわ。また近いうちに一緒に来ましょ?」
「……嫌だって言ったら?」
「………。好きにしたらいいわ。別に寂しくなんかないもの……。それに、次はアルバロがいなくてもお父さんたちには言うわ」
予想通りの拒絶の言葉に、私は俯きながら下唇をキュッと噛んだ。
「最初から覚悟はしてたし……。私一人でも産むんだから……」
ピキッ……
隣で無表情のまま固まるアルバロ。
「え……。……え?」
固まったアルバロを放置し、私はスタスタと歩き続ける。すると、ぐいっと手首を掴まれ、アルバロの方へ引き寄せられた。
「お…おい…、今のはどういう………」
「……知らない」
こんなに動揺するアルバロは初めて見た。
いつも意地悪をされてばかりなのだから、たまには仕返ししてもバチは当たらないと思う。
「お前……まさか……」
「…………」
「…っ…………はぁ……」
アルバロは片手で顔を覆い、そのまま空を仰いだ。
こちらからはアルバロの表情は伺えない。笑っているのか、怒っているのか、私にはわからなかった。
「………今何ヶ月なの?」
「………6ヶ月」
「っ!?」
更に驚いたアルバロは、バッと私のお腹へ視線を落とした。
「あまり目立つ方じゃないみたいで……」
普通ならばお腹も目立ってくる頃なのだけれど、私はあまり目立たないタイプらしい。
「……できればそういう事は早めに言って欲しいんだけど……」
「アルバロがなかなか帰って来ないのが悪いんだもん……」
「………」
「………」
私達は無言でお互いの顔を見つめる。
350年前の過去から帰ってきてもう7年が経とうとしていた。
アルバロは相変わらず放浪していて、数ヶ月で帰ってくることもあれば、半年以上帰って来ないこともある。そして、こういう時に限って半年も帰って来なかったりするので、報告するタイミングがなかった。
「おい」
「何よ」
「次……実家に帰る時は必ず連絡しろよ」
「え……」
「……気が向いたら行ってやらないこともない」
「……ペルーみたいな喋り方」
「うるさい」
歩みを再開させたアルバロを私は後ろからパタパタと追い掛ける。
「ま…待ってよアルバロ!」
「なっ!おいっ!走るな!ああ、後、腹出して寝るなよ。お前いつも腹出して寝てるからな」
「っ!いつも……ってわけじゃ……」
「……俺と寝てる時はいつも出てる」
そう言って、アルバロは私の額に彼らしくない、優しいキスを一つくれた。
「………ゲーム………セット……かな」
「………どっちの勝ちなの?」
「さぁ……。どっちだと思う?」
「それはもちろん……」
私は勝ち誇ったような笑みを浮かべ、アルバロの唇に自分のそれをそっと重ねた。
アルバロと私が始めた【ゲーム】
長い時間を経て、今ようやく決着がついた。
「……ちなみに、あの女は何でもないから。あっちが勝手に……」
「ふふ、気にしてないわ。……まんざらでもなさそうな顔してたなんて全く気にしてないわ」
「……ヤキモチはみっともないよルルちゃん?」
「……あんな素敵な魔法を開発してくれたユリウスに今度お礼しなくちゃ。お家に招待して手料理でも食べてもらおうかしら」
「っ!家ってお前…っ!」
「あら?ヤキモチ?みっともないわよアルバロ」
「………この……クソアマ……」
「ふふ、褒め言葉として受け取っておくわ」
おわれ。
一ヶ月後、アルバロはルルちゃんとの結婚をご両親に認めてもらい、ラティウムのルルちゃんの家に住みはじめる。
ルル出産後、なんだかんだと文句を言いながらも、意外にも子煩悩だということが発覚すればいいと思うwwwwww
「パパ~…眠くないの~……」
「もう子供は寝る時間だよ?眠くなくても目つぶってなさい」
「でも眠くない~…」
「……うるさいな……。早く寝ないと魔法で無理矢理寝かせるよ?」
「や…やだっ!ちゃんと寝る!」
「そうそう、最初から大人しく言うこと聞いてれば、パパも酷いことはしないから」
ニコニコ。
脅しだと言えないこともない(笑)
おあとがよろしいようで………
新年早々、「こんなのアルバロじゃない!」という苦情は一切受け付けておりませんwwwwww